最後に残された「喜び」(第13回定期演奏会を終えて)

∞∞Salzさんから心にじんわりと染みる投稿です─∞∞─∞∞─∞∞─∞∞

南太平洋に浮かぶ小島、丸木舟とわずかな手道具しかないが天気が良ければ村人総出で地引網を引く。水揚げは全員に分配される。年寄だけで人手を出せない家にも相応に届けられるのが決まりだ。今やこれは我々の記憶の中にしかない世界だが、地引網の大漁に村は「喜び」に満ちるだろう。歌舞伎町の実相を見るまでもなくあらゆる欲望を実現してしまった現代の我々にとって最後に残された「喜び」とは何だろう。

地引き網漁
地引き網漁

令和4年5月3日、品吹の定期演奏会が3年ぶりに実現しました。2回の演奏会がそれぞれ直前に中止となっただけにようやくたどり着いたという安堵感を感じました。お客様を迎えての生演奏に様々な制約があるなか、音楽を演奏する楽しみと聞く楽しみを共有できたとしたら幸せな時間だったと思います。演奏の出来栄えについてはお客様の評価にゆだねるしかないのですが、奏者の一人としてはいつも通りたくさんの反省点を抱えて次の演奏会での向上を目指して練習に励むことになります。
演奏会自体は2時間余りで終了しますが、その準備は長期間にわたり厖大な作業量となります。会場の選定や準備、選曲、運営スケジュールの作成、スタッフの分担や配置、チラシやプログラムの作成、お客様への告知、まだまだ多岐にわたり沢山あるのですが、とりわけ今回はコロナ感染症への対策が背景にありいつもとは違ったハードルを越える必要があり、それぞれを担ってくださった皆様、協力くださった皆様に感謝、感謝です。
品吹は合奏を楽しむための団体で、演奏レベルの向上は不可欠な課題でありその路線は着実にたどっているのだと思います。一方で日頃から何事も協力し合い皆で実現していく事を「喜び」とする文化をこれからも持ち続けたいと思うところです。そのためには何も高邁な理屈や言葉は必要でなく、時々一人一人が幼児になったかのように呪文を呟けば良いのです・・・・・ミンナナカヨクタノシクガッソウ・・・・・ミンナナカヨクタノシク・・・・・

ナカヨクタノシク
ナカヨクタノシク

Salz

『また逢う日まで』を演奏してから1094日(第13回定期演奏会を終えて)

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初登場!いつも元気な○ちゃんからの投稿です━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━

世間がコロナ禍と呼ばれるようになってから約3年、週末の楽しみだった練習が、その集大成として披露する予定だった2回の演奏会が中止になったのは私にはとてもダメージが大きかったです。 ですがそんな辛さをふっ飛ばせるくらい団員もお客様も盛り上がった演奏会だったと思います!楽しかった!!
団長がおっしゃっていた、「『また逢う日まで』を演奏してから1094日」という一言にウルッとしたのは私だけではないはず?! 団員の皆様、13回定期お疲れ様でした。引き続き感染対策して14回定期でもよろしくお願いします✊
当日ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
引き続き感染対策して次はミューザで!

また会う日まで1094日
また逢う日まで1094日